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がん関連用語集 は行

ハイパーサーミア


DATE: 09/13/2006 09:25:06 PM

【はいぱーさーみあ】

温熱療法とも呼ばれます。がん細胞は正常細胞に比べて熱に弱いため、約43℃まで加熱すると、正常細胞を障害することなく、がん細胞にダメージを与えることができます。マイクロ波やラジオ波を使って腫瘍をあたためる方法が一般的で、抗がん剤や放射線と併用して効果を高めることを期待して行われることも多くあります。保険適用になってはいるものの、機械を設置している施設が少ないのが欠点です。


排尿障害

DATE: 09/13/2006 09:25:27 PM

【はいにょうしょうがい】

尿がたまったことを感じて、それを排泄(はいせつ)するという操作がスムーズにいかなくなる障害です。尿意を感じにくい(尿意の喪失)、尿が出にくい(排尿困難)、尿もれ(尿失禁)などの症状がみられます。広汎性子宮全摘術後の後遺症として重要です。骨盤内には排尿をつかさどる神経が走っているため、子宮を含めて骨盤内を広範囲に切除した場合、この神経が傷つくことで起こります。


パラフィンブロック

DATE: 09/13/2006 09:26:08 PM

【ぱらふぃんぶろっく】

体から採取した組織や切除した臓器をホルマリンで固定した後、数ミリに切り出し、パラフィンで固めてブロックにしたもの。パラフィンブロックが保存されていれば、スライスしてスライド標本を新たにつくることができるので、最新の方法で染色したり、診断したりすることができる。


標準治療

DATE: 09/13/2006 09:26:41 PM

【ひょうじゅんちりょう】

大規模な臨床試験によって、現時点において最も効果の高い治療法であることが科学的に証明された治療法を「標準治療」といい、どの病院でも第一に検討すべき治療法です。欧米では、こうした標準治療に基づいて各がんの治療のガイドラインがつくられてきました。日本ではこれまであまり大規模試験が行われてこなかったために、治療の標準化が遅れてきましたが、最近ようやく日本でも質の高い大規模臨床試験が行われるようになってきました。なお、標準治療は今あるものが絶対的なものではありません。大規模臨床試験によってよりよい治療法が判明すれば、それが新たな標準治療となります。数か月で標準治療の内容が変わることもあります。アメリカ国立がん研究所がまとめている最新の標準治療は、がん情報サイト(※クリックするとNHKサイトを離れます)にて日本語で確認することができます。

病理組織検査

DATE: 09/13/2006 09:27:02 PM

【びょうりそしきけんさ】

採取した組織を調べ、良性か悪性かを判断する検査で、これによって最終的な診断をします。皮膚を切開してしこりを取り除く方法と針を刺して組織を取る方法があります。


病理組織標本

DATE: 09/13/2006 09:27:38 PM

【びょうりそしきひょうほん】

病理組織検査(生検)の結果データ。体から採取した組織や切除した臓器をホルマリンで固定した後、数ミリに切り出し、パラフィンで固めてブロック(パラフィンブロック)にしたものを、3~4ミクロンに薄く切り、プレパラートに貼り付け、染色したもの。 セカンドオピニオンなど正当な理由がある場合、病院は、標本を患者に返却したり、貸し出したりすることを拒めません。


腹膜播種

DATE: 09/13/2006 09:28:00 PM

【ふくまくばんしゅ】

がん細胞が「種を播くような形」で腹膜に転移したもの。静岡がんセンターには、日本では珍しい「腹膜播種科」という専門科がある。


部分寛解(PR)

DATE: 09/13/2006 09:28:21 PM

【ぶぶんかんかい】

画像上、治療前にあった病変の面積(正確には二方向の長さの積)が50パーセント以上縮小した状態が4週間以上続くことをいいます。Partial Response、PRとも呼ばれます。


分子標的薬

DATE: 09/13/2006 09:28:43 PM

【ぶんしひょうてきやく】

正常な細胞にまでダメージを与えてしまう従来の抗がん薬と異なり、病変の原因となる特定の遺伝子やたんぱく質だけをピンポイントで狙い撃ちする新しいタイプの治療薬が分子標的薬です。正常な細胞や組織への攻撃が少ないだけに副作用が少ないといわれており、効果が期待されています。ただし、患者さんの細胞組織にある分子の形の違いなどでよく効く患者さんがいる反面、重篤な副作用が出てしまうこともあるなど、個人によっても効き方が異なります。また、すべてのがんに適切な分子標的薬が揃っているわけではありません。現在日本で承認されている分子標的薬は、非小細胞肺がんのゲフィニチブ(商品名:イレッサ)、乳がんの一部に適応するトラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)、慢性骨髄性白血病・一部の消化管間質腫瘍に有効なメシル酸イマチニブ(商品名:グリベック)、リンパ腫の一部に適応するリツキシマブ(商品名:リツキサン)などがあります。


蜂窩織炎

DATE: 09/13/2006 09:29:05 PM

【ほうかしきえん】

リンパ浮腫の患肢に細菌や真菌が感染して炎症が起こった状態です。炎症をきっかけに浮腫が悪化することがあります。患肢に赤い斑点がみられ熱をもちます。なかには、高熱を出し、入院治療が必要になるケースもあります。


補助化学療法

DATE: 09/13/2006 09:29:21 PM

【ほじょかがくりょうほう】

手術や放射線療法の効果を高めるために行う化学療法。アジュバント療法ともいいます。治療後に、がんの転移などを予防するために行うものです。最近は、がんの病巣が大きくて手術が不能な場合、先に化学療法で病巣を縮小してから手術を行うこともあり、これをネオアジュバント療法(導入化学療法)といいます。


ホットフラッシュ

DATE: 09/13/2006 09:29:41 PM

【ほっとふらっしゅ】

顔が急にカーッと熱くなり、足がスーッと冷えるなど、のぼせ、発汗などの更年期障害の代表的な症状です。

ハイリスクグループ

DATE: 09/20/2006 09:25:48 PM

【はいりすくぐるーぷ】

がんにかかりやすい因子を持っている人々のことです。たとえば親きょうだいに乳がんを患った人がいたり、出産経験がなかったり、乳腺症を患ったりして、統計的に乳がんにかかりやすいというとき、その人々をハイリスクグループといいます。


PET

DATE: 09/13/2006 08:36:12 PM

【ぴーえいーてぃー】  

PETは「ポジトロン・エミッション・トモグラフィー」の略で、日本語では陽電子放射線断層撮影といいます。活発ながん細胞は、正常な細胞に比べて通常3~8倍近くのブドウ糖を体に取り込んで消費します。PET検査はその性質を利用した検査で、ブドウ糖によく似た構造のFDG(フルオロデオキシグルコース)という薬剤を注射した後、それをPET装置で撮影し、FDGの集まり方を画像化して診断するものです。CTやMRIなど臓器の形から腫瘍の有無を診断する従来の検査法とは異なり、細胞の代謝・機能を調べることで早期がんの発見に優れています。またPET検査は、体の広範囲の部位(眼窩~大腿部)を一度に検査できる特性を持っているために、予期せぬところに生じたがんの転移や再発を早期にできる検査法としても期待されています。検査に伴う痛みや不快感、副作用などもなく、安全性も確認されています。放射線の被爆量も通常のCTの半分以下です。ただしPET検査は、正常でも活発にブドウ糖代謝を行う臓器や、排泄の際の通り道となる部位である腎臓や尿管、膀胱にできるがん、また膀胱の近くにある前立腺がんなどは、見つかりにくいとされています。そのほか、あまりブドウ糖を取り込まない原発性肝がんの一部や胃がんなどは見逃される可能性があり、このような部位のがんは、PET検査だけでなく総合的な検査を行うことが望まれます。

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